新卒で就職して3年以内に会社をやめると、再就職を目指すときは第二新卒扱いになります。第二新卒は、ビジネスマナーを身に着けて基本的な新人教育を省くことができるので、企業からはある程度の需要があります。
しかし、すぐに離職したというマイナスイメージから、なかなか再就職が決まらない第二新卒もいます。今回は就職活動を成功させるために必要なことを交えつつ、就職支援サービスを紹介していきます。
このページの目的と読者の方
このページは、 下記のような方が「働き方口を探す」「他の人の年収を知る」「どうやったら年収が上がるのかをしる」と言ったことをクリアにできるように、信頼できる情報を掲載しています。
第二新卒の方の就職・転職支援
- 学校等を卒業して一旦就職したが、 短期間(主に2〜3年)のうちに転職をしたいと考えている人。大卒の方の場合は、とくに22歳〜25歳
フリーターの方の就職・転職支援
- 正社員・正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社員・アルバイト・パートタイマーなどの非正規雇用)で生計を立てている人。だいたい15-34歳の方で182万人いると言われています
既卒の方の就職・転職支援
- 大学・専門学校・短大などを卒業し、 正規職員としての職歴が無い求職者。 転職活動ではなく就職活動を行う人
ニートの方の就職・転職支援
- 就学、就労、職業訓練のいずれも行って いない状態の人
筆者は
転職エージェントを経験していて、色々な人のキャリア支援をしている社会人です。
とくに、
大学卒で就職に失敗した・うまく言っていない、接客経験ありだけどどうやって就職すればいいのかわからない、そろそろ正社員になりたいという方の参考になれば幸いです。
- 忙しくて、読めないという方は第二新卒のキャリア支援で一番力を入れている「DYM就職」が おすすめです!
内定が出ない人の特徴と正社員になるには…改善方法をお応えします!
採用試験を何度受けても内定がもらえない人は、人事担当から敬遠される特徴を持っています。その欠点を直さなければ就職は難しいでしょう。
内定をもらえない人の特徴と面接官によいイメージを与えるためには何を改善すべきかを説明します。
少し耳のいたい話になるかもしれませんが、読んでみてください!
コミュニケーション力がない
会社に入って口を酸っぱくして言われるのがホウレンソウ、つまり報告・連絡・相談です。企業に就職するということはチームで働くこと、人と緊密に接するのは当たり前です。
仕事で十分な意思疎通ができないと伝達ミスによるトラブルが頻発するので、試験官はコミュニケーション能力を重視します。面接でぼそぼそしゃべったり、歯切れの悪いしゃべり方をするとコミュニケーション力がないと思われます。
悪印象を与えないために面接官の顔を見て、しっかり受け答えをするようにしましょう。
協調性がない
コミュニケーション力に通じる点もありますが、協調性はトラブルなく仕事を進めるために不可欠な要素です。仕事をするにあたっての決まり事は会社ごとに存在します。
それを無視して自分のルールを作り、勝手に仕事を進めると現場は混乱してしまいます。面接では周囲と協力して何かを達成したことがあるか、という趣旨の質問が出てくることがあります。
そこで 具体性のないエピソードを披露してしまうのはダメです。何か一つでも内容のある適度な長さの話を用意しておくのがいいでしょう。
責任感がない
責任感が備わっていないと仕事が雑になり、ミスも増えます。また、 やりたくない仕事から逃げ回ったり、ミスをするとすぐに人のせいにするのも責任感のなさの表れです。
責任感がないと、会社自体が嫌になってすぐに離職することもあり得ます。そのため、第二新卒として再就職を目指している人は、面接で責任感をチェックされることが多々あります。
責任感のある人間になるためには 「まだ若いから多少のミスは許されるだろう」「他の誰かが代わりにやってくれるだろう」などの甘えを捨てることです。
論理的思考力がない
論理的思考力がない人は、段取りをしないで行き当たりばったりで仕事をします。仕事は段取り8分という言葉があります。
段取りをきちんと整えれば仕事の8割は終わっている、あとは計画通りに仕事を進めるだけという意味です。段取りを立てずに仕事をするとやり直しが生じることが多々あり、結局スケジュールをオーバーしてしまうことになります。
論理的思考が苦手という人はノートに何が必要か、何から始めるべきかを書いていくのが良いでしょう。目に見える形にすると何が必要かわかります。
ノートに書くことを繰り返すことで論理的思考力は鍛えられていきます。
苦しい経験をどう乗り越えたのかがない
これも 第二新卒がよくチェックされる項目です。第二新卒は就職先が自分の理想と違ったために再就職を目指している人が多いですが、中にはただ単に仕事が嫌になって逃げ出した人もいます。
企業側からすれば時間とお金をかけて新しい人を入れるのですから、長年に渡って働いてくれる人材が欲しいわけです。そのため、仕事で少しくらい苦しいことがあっても平気な人が必要とされます。
苦しい経験を乗り越えたことがない人は、仕事で何か嫌なことがあればすぐに離職を考える傾向があります。もちろんブラック企業は論外ですが、どんな会社に勤めても多かれ少なかれ心労は溜まります。
働いている人はみんな努力をしていると思うようにして、自分も頑張るように心がけましょう。
一人で思い悩んでしまっている
内定がなかなかもらえない人の多くは、結果が出ないことに不安を感じるはずです。自然な心の動きですが、それが負のスパイラルの入り口です。
人間のパフォーマンスは精神面に大いに影響されます。不安に支配されてしまうと採用面接でも本来の力を発揮できずに、面接官に良い印象を与えられないまま終わってしまう可能性が高いです。
結果が出なくて不安を感じたときは一人で思い悩まず、誰かに不安を打ち明けましょう。不安を人に話すことで「カタルシス効果」という心の浄化作用が得られます。
客観的に自分のことを見られていない
志望動機と並んで、採用試験で特に重要視されるのが自己分析です。 自分のことを客観的に見られない人は自己PRがうまく話せなかったり、短所や長所についての説明が不安定になりやすいです。
自己分析が十分でない人は、面接官から就活軸がはっきりしていないと思われます。就活軸がブレていると、企業選びが明確になっていないと判断されて落とされてしまうのです。
面接前に自己分析をしっかりと練るようにしましょう。
新卒むけのキャリアアドバイザーを利用するべき
なかなか就職できない人は、まず問題点を明確にするべきと言えます。問題点がわからないという人は、一度新卒向けのキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーは志望動機や自己PRの作成ポイント、面接対策などを教えてくれます。頑張っているのになかなか内定がもらえない人は、就活のプロの視線から問題点を見てもらうのがおすすめです。
- おすすめのキャリアアドバイザーサービスは、「マイナビジョブ20’s」
就職が決まらない、内定が出ない人向けの第二新卒向けおすすめサイト
キャリアアドバイザーは、就職支援サービスを行っている会社に在籍しています。その手のサービスはネット上に多数あるため、どこを利用するか迷うかもしれません。
そこでサービス選びの参考になるように、6つの就職支援事業の特徴や評判、運営会社の情報をご紹介します。
第二新卒向けキャリアサービス ウズキャリ第二新卒/ウズキャリ既卒の特徴とメリット
「ウズキャリ第二新卒/ウズキャリ既卒」は、20代の第二新卒や既卒者に特化した就職支援を行っています。 申し込みをすると専属のキャリアアドバイザーが付いて、就職までのトータルサポートをしてくれます。
特に面接対策には力を入れており、第二新卒が答えに窮するような質問をされても大丈夫なように、本番さながらの模擬面接を受けることが可能です。また、転職者が就職した後も一定期間のサポートがあり、新しい職場に定着するのを手助けしてくれます。
ウズキャリ第二新卒の口コミ・評判
ウズキャリ第二新卒/ウズキャリ既卒を利用した人の中には「第二新卒での就職で不安だったが励まされ、面接対策をしっかり教えてもらった」「自分でも気づかなかった強みを指摘してくれた」という意見があります。
企業リサーチもしっかりしており、転職者が希望する会社を間違いなくピックアップしてくれます。
マイナビ新卒紹介の特徴とメリット
「マイナビ新卒紹介」は、普通のマイナビとは異なり、学生にキャリアアドバイザーがついて就職のサポートをしてくれます。 マイナビでは企業の情報は自分で収集しなければなりませんが、マイナビ新卒紹介ではアドバイザーが企業情報を提供します。
このように自分が望む情報を手に入れやすいというメリットがあり、情報提供の他にキャリアカウンセリング等も行っていて、2018年度卒では17万人の学生が利用しました。
マイナビ新卒紹介の口コミ・評判
人材サービス大手企業のマイナビ関連のサービスとあって、サポート内容は充実しています。利用者の口コミでは次のような意見があります。
「就活が後半になっても就職が決まらずに焦っていましたが、プロのアドバイザーが的確にサポートしてくれました。秋採用と言われる就職の選択が限られてくる時期だったのに、色々な求人を紹介してもらいました。」
求人の内容も豊富さは大手人材紹介会社ならではと言えます。
運営会社・代表取締役・資本金
マイナビ新卒紹介の運営会社は株式会社マイナビです。代表取締役社長は中川信行氏、資本金は21億210万円になります。
マイナビは従業員数およそ5,700名、グループ関連会社を含めると約8,300名にのぼります。長年の実績で培われたノウハウと豊富なマンパワーが就活生の手厚いサポートを可能にしています。
マイナビジョブ20’sの特徴とメリット
「マイナビジョブ20’s」は、 マイナビグループで唯一20代を専門にする転職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが求職者をあらゆる面でサポートしてくれます。
未公開の求人情報をくれるので、就職・転職の幅を広げられる
カウンセリングや適正診断を行うことで転職者に最適の仕事を見つけてくれます。また、未公開の求人情報も提供してくれるので、転職の選択肢を増やすことが可能です。
マイナビジョブ20’sの口コミ・評判
「マイナビジョブ20’s」は、20代の転職にマッチした面接対策や職務履歴書作成を教えてくれます。口コミでも「20代の転職では転職理由をそのまま伝えるのではなく、志望動機と絡めて伝えることを教えられました」という体験談が多いですね。
求人は20代向けのためか年収500万円以下のものが多いです。しかし、再就職に失敗しないためのサポートが充実しています。
運営会社・代表取締役・資本金
マイナビ 20’sは株式会社マイナビワークスによって運営されています。代表取締役社長は滝口裕之氏、資本金は1億円です。
2016年に設立されたマイナビのグループ会社で、労働法の改正や人手不足などで激しく変化する労働環境を見極めながら企業と求職者の橋渡しを行っています。
ハタラクティブの特徴とメリット
「ハタラクティブ」は、 既卒、フリーター、第二新卒を対象とした就活支援サービスです。
メリット1 就職したことがない・未経験でも選考書類の書き方から面接までサポート
これまで 就職したことがない人でも、アドバイザーが選考書類の書き方から面接まで手厚くサポートしてくれます。
公式サイトにはこれまでの就職実績を公表しています。データは細かく分析されているため、利用者がどの業種・職種に就きやすいかといった傾向が一目でわかります。
ハタラクティブの口コミ・評判
「ハタラクティブ」の求人は首都圏に集中しているため、その地域で就職したい人向けの転職サービスになります。また、カウンセリングを行ってから本番の面接に至るまでがかなり早いというのが特徴です。
不採用になってもすぐに次の求人の紹介と日程調整をしてくれるので、どんどん次の企業に挑戦できます。紹介される企業の質は良くも悪くもないという評判です。
運営会社・代表取締役・資本金
運営している会社はレバレジーズ株式会社です。資本金は5,000万円、代表取締役は岩槻知秀氏です。
岩槻氏は大学時代に父親の会社の業績が下がり、お金に苦労していたそうです。その経験があったからこそ、彼は働く場を求める人に労働機会を与える仕事がしたいを思うようになり、卒業後にレバレジーズ株式会社を立ち上げて就職支援事業を始めました。
大手人材企業リクルートが運営 の特徴とメリット
人材大手企業であるリクルートホールディングスのサービスの、「」の1番の特徴は圧倒的な非公開求人数です。 リクルートエージェントで取り扱っている求人の8割は非公開案件、数にすると10万件以上にのぼります。
その豊富な求人の中から、求職者にマッチするものを紹介してもらえます。もちろん、ただ求人を紹介するだけでなく、履歴書の添削や面接対策など採用試験に合格するためのアドバイスも受けられます。
の口コミ・評判
求人件数が多いので希望通りの会社を見つけやすい
求人数が圧倒的に多いため、 利用者の間では自分の希望通りの会社を見つけやすいとの声があります。転職して年収をアップさせることに成功した人も多いようです。
ただ 転職に強い分、社会人経験がない人向けの求人はほとんどないという話もあるので、自分に合っているかよく考えることが大切です。
運営会社・代表取締役・資本金
リクルートエージェントは、株式会社リクルートキャリアに運営されています。代表取締役は小林大三氏、資本金は6億4,335万円です。
実績と知名度の高いリクルートグループの会社なので信頼感があります。AIの進歩や少子高齢化を見据えて、将来につながる人材マーケティングを展開しています。
フリーター就職・既卒就職なら JAICの特徴とメリット
「JAIC」は、中堅企業や大手企業に社員研修を提供している会社ですが、そこで得た企業との結びつきと人材育成の知識を生かして就職・転職支援事業も行っています。支援対象は幅広く、新卒、第二新卒、既卒からフリーター・大学中退者向けの求人も扱っています。
面接の前には無料の就活講座が開かれ、採用されるためのコツを学ぶことができます。
JAICの口コミ・評判
利用した人の口コミには「JAICの求人はほとんどが営業系」という声があります。営業職を目指す人には嬉しい支援サービスかもしれませんが、他の職種を希望する人には向かないかもしれません。
また、社員研修を手掛けるだけあって、就活講座や社会人経験がない人向けの研修はためになるという意見が多いです。
運営会社・代表取締役・資本金
運営会社は株式会社ジェイック、資本金は7,700万円、代表取締役は佐藤剛志氏です。2001年に始めた営業人材紹介事業がのちの就職支援サービスの原形となっています。
佐藤氏は「人生の大半は働く時間で、仕事が楽しければ人生も楽しくなる」という思いのもと、企業と求人者のマッチングを行っています。
就職が決まらない、内定が出ない人向けの第二新卒がやるべきこと
ネットでは内定がないことを内々定にひっかけてNNT(無い内定)と呼んでいますが、採用試験に何度も落ちる第二新卒は対策を立てなければ同じことの繰り返しです。
就職・転職支援サービスはどんどん活用したいものですが、キャリアアドバイザーにすべて丸投げするのではなく、自分から行動を起こすことも大切です。
やること1:客観的に誰かに相談すること
採用面接でうまく受け答えができたと思っても、自己評価というのは案外高くなりがちです。面接の受け答えを誰かに話せば、欠点が見えてくるかもしれません。
また、自己分析に対しても同じことが言えます。長所や欠点は自分では見過ごしていることがあります。
自分にとっては当たり前のことでも、人から見たら長所に映るものもあります。就活に苦戦しているなら、客観的な評価を求めて誰かに相談してみましょう。
エージェントに相談すること
相談相手は友人でも構いませんが、専門的なことは就活のプロである転職エージェントに聞くのがより良い選択と言えます。就職支援の経験で得たノウハウがあるため、有意義な意見がもらえるからです。
また、転職エージェントは求職者と企業の間に入り、それぞれの希望をヒアリングします。求職者はエージェントを通して企業側がどんな人材を欲しがっているかを知ることができるので、面接対策がしやすくなります。
やること2:戦力で使える、誰かにいえるスキルを身につけること
転職エージェントに履歴書を提出すると、自分のスキルを役立てられる企業を紹介されます。身に着けているスキルが多いほど企業選択の幅が広がり、就活は有利に働くでしょう。
特にプログラミングとWebデザインができる人材は多くの企業から望まれています。
プログラミング
スマホはすでに公共インフラと言えるほど普及し、AIやIoT技術が急速に発展しています。デジタル社会の拡大に伴い、プログラマーの需要は今後も増え続けるでしょう。
大学や専門学校では複数年に渡って学ぶ専門的な知識ですが、短期習得を目的とするプログラミング学習講座もあります。 プログラミングの早期習得を望むなら、そのような講座を活用するのがおすすめです。
- プログラミング・ホームページ作成をしたいなら、「 プログラミング教室」がおすすめ!
Webデザイン
Webデザインとは、企業のWebサイトをデザインする仕事です。今では企業が自社サイトを持つのは当たり前になり、Webサイトを通じて宣伝などを行っています。
企業はアクセス数を高めるためにより洗練されたデザインのWebサイトを望んでいます。ただ単に見た目の良いサイトを作るだけでなく、検索エンジンの上位になるようなSEO対策やWeb上で動かすプログラミングスキルがあれば重宝される人材になれます。
やること3:自己分析して、なぜを5回繰り返すこと
自己分析の手法として「なぜなぜ分析」というものがあります。簡単に自己分析を行って、それに対してなぜを5回繰り返すことで本当の自分を見つけることができるというものです。
例えば、「私は仕事を早く終わらせるのが苦手」という欠点に対してなぜ?を5回繰り返してみましょう。
- 「なぜ仕事を早く終わらせられないのか?」→
- 「仕事中にミスをよくして、それを修正するのに時間がかかるから」→
- 「なぜミスをするのか?」→
- 「集中力を欠いてしまうから」→
- 「なぜ集中力を欠くのか?」→
- 「適度に休憩を入れないから」→
- 「なぜ休憩を入れないのか?」→
- 「仕事を少しでも早く終わらせたいから」→
- 「なぜ少しでも早く終わらせたいのか」→「残業せずに早く帰りたいから」
このように、なぜなぜ分析をすると仕事を早く終わらせるのが苦手という短所から残業が嫌いという結論が導き出されました。
つまり、この人は残業が少ない企業の方が合っているということが見えてきます。
なぜを
使って意識を掘り下げることで、自分でも気づかなかった本質が見えてくるでしょう。