WiMAXの速度規制を解除する方法は？4つの回避方法も公開

WiMAXも現在ではWiMAX2+がリリースされていて最新モデムを利用すれば最大1Gbpsを実現できる性能となりました。しかし、常にこのスピードで利用できるわけではありません。WiMAXも使用しすぎると速度制限がかかってしまうのです。今回はその速度制限に焦点を絞ってご説明していきます。いくらギガ放題だからといって通信制限を受けないわけではないのです。今回の記事を参考にしてください。

WiMAXの速度規制とは？

WiMAXには速度規制があります。ギガ放題に加入している人は、「放題」というネーミングがついているため、パケット通信量に制限がないと思っている人もいるかもしれません。実はそうではないのです。

通信量が既定量を超えると受ける通信制限

WiMAXでは、あらかじめ決められたパケット量以上を利用すると通信制限が入る仕組みとなっています。その詳細について説明します。

ギガ放題プランは3日間で10GB以上

まずはギガ放題プランについて説明しましょう。ギガ放題とあるようにパケット使用量が無制限と思ってはいないでしょうか。

確かにギガ放題プランに加入すると月間7GBの縛りからは解放されることができます。しかし、直近の3日間のデータ通信量が10GBを超えてしまうと、速度規制を受けてしまいます。

また、ギガ放題プランに加入している人の盲点としては、WiMAXにはハイパープラスエリアモードというものが存在します。このモードはWiMAX電波が繋がらない時にauのLTEを使用してWi-Fiを提供するサービスです。

このモードでは独自のカウントを実施しており、ハイパープラスエリアモードを月間7GB以上使用してしまうと、WiMAXの電波に関しても128Kbpsの制限を受けてしまうことを忘れてはなりません。

7GB通常プランは月間で7GB以上

通常プランである7GBプランでは、月間パケと使用量が7GBを超えてしまうと、速度規制がかかります。このときの速度規制は、128Kbpsとなります。

一般的にYouTubeやHuluなどの動画を低画質で見る場合でも約500Kbpsは必要ですので、128Kbpsの制限がされてしまうと事実上動画の視聴は困難です。ただし、メールのやり取りやWebサイトの閲覧は多小もっさりした印象を受けますが、とりあえずは問題なくできます。

【疑問】WiMAX通信制限の7GBってどれぐらい？制限回避方法を伝授

速度規制になると速度が落ちる

速度規制になると先述のように速度が落ちます。ご紹介したように通常プランでは7GBを超えた時点で速度制限、ギガ放題プランでは直近の3日間の利用パケット数が10GB以上になったときです。では、いったいどのくらいの速度規制が行われるのでしょか。

ギガ放題プランは1Mbps

ギガ放題プランの場合は、直近の3日間のパケット使用量が10GBを超えた時点で、１Mbpsの速度規制を受けます。

これは、通常プランで7GBを超えたときの128Kbpsよりは緩和されている規制ですので、通常画質程度であればYouTubeやHuluなどの動画視聴も可能です。
通常動画は500Kbpsから見ることができますので、パケット数の利用状態に応じて、動画視聴の画質を切り替えてみてはいかがでしょうか。

通常プランは128kbps

通常プランは月間7GBの制限があります。月間で７GBを超えてしまうとどうなるのでしょうか。

それは、128Kbpsの速度制限がかかります。128Kbpsは、メールやWeb閲覧にはさほど問題のないレベルですが、スクリプトが多用された大容量のWebを見る場合には少し動作が遅いと感じることもあるかもしれません。

しかし、動画については完全NGです。動画はいくら解像度を落としたとしても500Kbpsは必要だと言われています。
また、パケット数を食うのも動画ですから、動画の視聴は計画的に行わなければなりません。

WiMAXの速度規制を解除する方法

さて、WiMAXが速度制限にかかってしまったら、解除する方法はあるのでしょうか。結論をいうと、すぐに解除する方法はありません。解除する方法について考察します。

速度制限を解除する方法は無し

基本的にWiMAXが速度制限にかかってしまった場合は、待つしか方法がありません。通常プランの場合は、7GBを超えた時点で制限がかかりますが、これが開けるのは翌月の一日です。

もし、月初に7GBを使い切ってしまった場合は約1ヶ月間も待つこととなるのです。ギガ放題で速度規制にあってしまった場合も、待つしかありません。
直近の3日間のパケット使用量が10GB以下になるように注意しましょう。

ギガ放題プランは18～翌2時の8時間我慢

ギガ放題を契約している場合、直近の3日間の10GBの通信規制は1Mbpsとなっていますが、この規制は18時から翌日の午前2時までに限定されています。それは、18時から午前2時までが最もWiMAX回線が混雑する時間帯だからです。

そのためその時間以外では通信規制を免れることができます。このことを考慮すると、日中はYouTubeやHuluなどの動画を高精細モードで楽しむことができ、夜間のみ通常画質で楽しむことができるということです。

通常プランは月末まで我慢

先にも少し紹介したように、通常プランでは待つしかありません。7GBを超えた時点で速度規制が入りますので、その日から月末まで高速動作は期待できません。
速度規制が解除されるのは翌月の1日からです。

ギガ放題であれば規制中でも意外と快適

ギガ放題の人は直近3日間のパケット使用量が10GBを超えてしまうと速度規制が入りますが、人によってはさほど深刻ではないと考える人もいるようです。それには二つの理由があるでしょう。

通信規制が入る時間帯が限られている

一つ目の理由としては、通信規制が入る時間帯が限られていることです。スピードが遅くなるのは18時から早朝の午前2時までです。

その時間さえ外せば高速インターネットを楽しめます。例えば、YouTuberなどをしていて、どうしても動画をアップロードしたいと考えている人にとっても時間帯さえ考慮すれば毎日動画をアップロードするチャンスはあるのです。

速度制限規制が1Mbps

二つ目の理由としては速度制限規制が1Mbpsであること。速度規制がかかった時に一番気になるのは動画の視聴に関してです。

一般的に動画視聴は最低500Kbpsが必要とされています。このことを考慮すると、速度制限がかかっても倍の速度が得られているのです。
そう考えると1Mbpsの速度規制はとても寛大な規制ということができるのではないでしょうか。

WiMAXの通信制限について知ろう！解除の条件や回避方法を公開

WiMAXの速度制限を回避する4つの方法

WiMAXの速度制限についてわかったところで、速度制限にかからないための回避方法を模索してみましょう。

通信量を確認するアプリで定期的にチェック

通常プランでもギガ放題プランでもWiMAXの速度規制にかかる条件はパケット使用量です。そのため、パケット使用量を毎日確認することで問題が解消できるのではないでしょうか。
では、一体どうやって通信量を確認するのでしょうか。それは、無料アプリで確認することが可能です。

グーグルなどで「通信量」、「カウント」などで検索すると通信量がカウントできる無料のアプリがたくさん見つかります。このようなアプリを使用してみてはいかがでしょうか。

また、通信量のカウントはルーターにてできます。ルーターには通信量カウント機能がついていますので、それも有効活用するようにしましょう。

プロバイダのWEBページで確認

通信量をカウントする方法は色々とあるものです。これまでご紹介した方法以外に、プロバイダのホームページで確認する方法があります。

WiMAXと契約した時にIDとパスワードが送られてきてはいないでしょうか。プロバイダでそのIDとパスワードを入れてログインすると、マイページというものがあるはずです。
そのページで通信量を確認することができます。

通信モードをこまめに切り替え

WiMAXには、ハイプラスエリアというモードが存在しています。これは、WiMAXの電波が弱い時にLTE回線を通じてWi-Fi通信を可能にするものです。

このモードは独自で月間7GBのカウントをしています。もし通常プランで契約している場合は、WiMAX電波の7GBとハイプラスエリアモードの7GBがあり、合計14GBを持っている計算となります。

状況に応じてハイプラスエリアモードを使いこなすのも一つの対策となります。

無料のWi-Fiやau spotを利用

WiMAXは主に外出先で利用する人も多いのではないでしょうか。しかし、外出先には豊富にフリーWi-Fiが存在します。

自分のパケット量を減らさないためにも、外出時はフリーWi-Fiやau spotを探して積極的に利用してみてはいかがでしょうか。最近は大手のカフェや多くのファストフード店でフリーWi-Fiが導入されています。