WiMAXの通信制限について知ろう！解除の条件や回避方法を公開

WiMAXは、自宅でも外出先でも、高速回線でのインターネットが楽しめるサービスです。しかし、通信制限のことを知らずに利用を続けていると、ある日突然、快適なインターネット環境が失われてしまうかもしれません。こちらでは、いつでもインターネットが楽しめるように、通信制限とは何かを説明し、解除条件や回避方法を詳しく紹介します。

WiMAXの通信制限って何？

WiMAXはどのプランを利用したとしても、一定量以上の通信を行うと、速度に制限がかかってしまいます。その通信制限と呼ばれるものが、どのようなものか、こちらで詳しく説明します。

通信制限がかかると、快適にインターネットを楽しめない可能性があるため、正しい知識を身につけて回避できるようになりましょう。

既定の通信料を超えると受ける制限

WiMAXにはいろいろなプランが用意されていますが、どれを契約したとしても、利用できる通信量が設定されています。その通信量を超えてしまうと、それ以上高速回線が使えないように制限がされてしまいます。

これは、WiMAX特有のことではなく、ほとんどのモバイル系の通信会社が導入しているシステムです。一部のヘビーユーザーに回線を独占させないための処置なので、快適なインターネット環境を守るためには必要なシステムだといえます。

通信制限により速度が一時的に落ちる

通信制限が適応されると、インターネットにアクセスできなくなるのではなく、一時的に速度が遅くなる状態になります。もちろん、ずっとそのままではないため、一定の期間が過ぎれば契約をしている元の速度に戻ります。

ちなみに、ギガ放題プランは通信制限されても1Mbpsはでるため、速度が必要ではないメールやSNSアプリを利用するくらいなら問題はありません。しかし、フルHD動画の視聴などは、1Mbpsでは遅すぎて、ストレスが溜まる可能性があります。

そして、通常プランの速度制限は128kbpsなので、かなり不便な思いをする可能性が高いです。

通常プランは1ヶ月の通信料7GB

WiMAXの通常プランを利用する場合、1ヶ月で7GB以上の通信量になると、制限がかかってしまいます。この1ヶ月というのは、30日間や31日間などのことではありません。

例えば、12月1日から31日という、1ヶ月単位のことなので、違った意味にとらえないように気をつけましょう。11月30日まで6GBを使って、12月1日に2GBを使っても、制限がされることはないです。

ギガ放題プランは3日間で通信料10GB

ギガ放題プランという名称から、高速回線が使い放題のサービスだと感じてしまう方もいるはずです。しかし、実際はそのようなことはなく、ギガ放題プランも使いすぎると、通信制限がかかってしまいます。

こちらのプランは、3日間で通信量が10GBを超えた場合、速度に制限がかかるようになっています。ただし、10GBを超えたとたん、すぐに通信制限がかかるわけではありません。

通信制限は翌日の18時からになるので、『大きいサイズのファイルをダウンロード中にいきなり遅くなる』といったトラブルは起こらないので安心しましょう。

WiMAXの通信制限を解除する方法は？

WiMAXの通信制限を解除する方法は、ひとつしか用意されていません。その方法は自分でどうにかできるものではありませんが、無駄な時間を過ごさないためにも、情報として知っておきましょう。

すぐに解除する方法は無し

通信制限がかかったときは、遅い速度にストレスを感じて、すぐに解除したいと考える方もいるはずです。しかし、プロバイダに、何らかの申し込みや手続きをすれば、解除されるというものではありません。

通信制限は時間が経てば、自動的に解除される仕組みになっているため、そのときがくるのをじっと待ちましょう。現在では、時間が過ぎるのを待つしか、解除する方法は用意されていません。

解除されるのはいつ？

通常プランとギガ放題プランの両方に通信制限がありますが、それぞれの解除される日時は異なっています。難しい法則が存在しているわけではないため、両方の日時を正しく把握するのは簡単です。

通常プランは翌月の1日

7GBの通信ができる通常プランは、制限がかかると翌月の1日になるまで解除されません。そのため、もしも1日の段階で7GBを使ってしまうと、月末までずっと128kbpsで過ごさなければいけないことになります。

なお、ギガ放題プランに変更すれば、解除ができるのではと思う方もいるでしょう。しかし、プランの変更をしたとしても、適応されるのが翌月からなので、その月のうちに通信制限が解除されることはありません。

ギガ放題プランは10GBを超えた日から翌々日の2時以降

ギガ放題プランの通信制限解除は、3日間で10GBを超えた日から、翌々日の2時になります。例えば、12月1日から3日までで10GBをつかうと、通信制限がかけられることが決定します。

そうすると、次の4日の18時から始まって、5日の2時まで通信制限が続くことになるので、その間は1Mbpsで我慢するしかありません。実質、8時間程度しかないため、通常プランに比べると、ずっとゆるい制限だといえるでしょう。

一番大事なのは解除されないように管理すること

WiMAXが提供してくれる回線の速度は速く、動画鑑賞もゲームもSNSもストレスフリーで楽しめます。しかし、通信制限がかけられたあとの速度では、ストレスフリーというわけにはいきません。

もしも、高速回線を維持し続けたいなら、制限がかけられないように管理をしましょう。定められた通信量を超えないための工夫を行えば、いつでも快適にインターネットコンテンツを楽しめます。

WiMAXの通信制限の緩和・回避方法

WiMAXに通信制限をかけられないために行える工夫は、いろいろとあるので、こちらではいくつか便利な緩和・回避方法を紹介したいと思います。ひとつだけではなく複数の方法を組み合せれば、より多くの通信量を節約できるため制限をしっかりと防げます。

通信モード切替

WiMAXには通信モードがあって、変更できるようになっているため、そちらを利用すれば、通信量を節約できると考える方もいるでしょう。しかし、そちらは通信量の節約には、ほとんど関係がありません。

回線速度やエリアに関するものなので、変更したとしても、考えているような効果は得られないでしょう。もしも、通信量を節約したいのなら、スマホの通信モードを変更したほうがよいです。

スマホの通信モードには、アプリの余計な通信を防げる機内モードなどがあるので、そちらを使いましょう。そうすれば、裏で勝手にインターネットにアクセスしなくなるため、通信量を節約できます。

無料Wi-Fi・au spotを使う

無料Wi-Fiやau spotを使えば、WiMAXの回線を使わなくて済むため、通信料を節約できます。街のあちこちにあるので、端末のWi-Fi設定画面でチェックしてみましょう。

利用する場合は、まずは端末とルーターとの接続を切って、見つけた無料Wi-Fiやau spotに繋ぐ必要があります。そうすることで、WiMAXでの通信は行わなくなるため、いくら使っても通信が制限されることはありません。

ただし、開設しているのが誰なのか分からない無料Wi-Fiは利用に危険が伴います。そのため、無料Wi-Fiを使いたいのなら、コンビニやホテルなど、信頼できるところが運営している回線を使わせてもらいましょう。

通信量カウンターなどの通信料アプリを利用

消費した通信量を確認できるアプリを、スマホにインストールしておけば、いつでも使った分を把握できます。フリーで配布されているアプリケーションも多いので、費用をかけずに通信制限への対策が行えます。

なお、通信量カウンターはモバイルルータに内蔵されている場合があるので、マニュアルをチェックしてみましょう。内蔵されていれば、わざわざアプリを起動させなくても、モバイルルーターの液晶画面で確認が可能になります。

WiMAXプロバイダのWEBでチェック

複数の端末でWiMAXを使っている場合は、個別のスマホにインストールしたアプリでは不十分です。そのときは、プロバイダのWEBを訪れて、通信量を確かめてみましょう。

WEBには専用のページが用意されているため、ログインすれば、いつでも正確な通信量の数値を確認できます。パソコンはもちろん、スマホからも見られるので、現在利用中の端末で簡単にチェックできます。