【まとめ】WiMAXが繋がらない8つの原因と5つの対策を公開

インターネットを使用する時に、現在主流の固定回線のWi-Fiと比べて、WiMAXは手軽に高速で通信でき、設置タイプのルーターでも工事が不要なため、人気が高まっています。しかし電波が繋がらないというトラブルもよく聞きます。携帯電話と異なる電波を使っているため、その特徴を理解することが快適に使用する上で大事なことです。ここでは、WiMAXが繋がらない原因と、解決策を考えていきます。

WiMAXが繋がらないときどうすればいいの？

いざWiMAXを利用しようと、ポータブル型のルーターや、設置型のルーターを準備したものの電波が繋がらない。そういう状況になった時は本当にがっかりするものです。

導入前にいろいろと調べたつもりなのに、どうして繋がらない？そんな時は焦らずに、何故うまく繋がらないのかその原因から探っていきましょう。順番に探っていくと何らかの原因が見えてくるものです。

まずはルーター（端末）やスマホなど再起動する

繋がらなくなった時に最初に試してみることは、ルーター（端末）や、スマホを再起動してみることです。WiMAXのトラブルではなく、使用している機器の何らかの不具合で繋がらなくなっていることもあるからです。

使用している機器を再起動したら繋がったということはよくあることです。

ネットが繋がっているかyahooやGoogleを開いてみる

WiMAXの電波は繋がっていても、そもそもネットが繋がっていなければ、動画も見られません。インターネットに繋がっているかどうかは、yahooやGoogleのサイトを開いてみればすぐにわかります。

インターネットに繋がっていなければまず、そちらの対処をしなければなりません。

ルーター（端末）の通信モード切り替え（5GHz）

WiMAXのルーターは2.4GHzと5GHzの電波を使用しています。通常は障害物に強く、遠くまで電波が届く2.4GHzを使用する設定になっていますが、2.4GHzは他の家電機器などの電波の干渉を受けやすいという特徴があります。

WiMAXの繋がりが悪いと感じたら使用電波を5GHzに切り替えてみましょう。 5GHzは他の機器の影響を受けにくいため、家電製品から出ている電波の影響で繋がりにくくなっている場合は、効果が期待できます。

ただし、電波の直進性が強く、家屋の構造や部屋の作りなどで電波が飛びにくくなる特徴がありますので、状況に応じて2.4GHzと5GHzを使い分けましょう。

WiMAXが繋がらない8つの原因とは？

WiMAXが繋がらない時は、その原因が何かを一つ一つ検証していく事によって解決できます。やみくもに設定を変えてみるのではなく、ルーターの設置状況などから順番に検討していくことが重要です。

そもそも対象サービスエリア外

せっかくWiMAXを利用しようとしても、利用しようとしている会社の対象サービスエリア外であれば利用することは出来ません。もう一度自分の住んでいる場所が、サービスエリア内に含まれているのか、利用会社のサイトで確認してみましょう。

サイト上ですぐに確認できますが、サービスエリアの境界近くの場合、直接住所を説明して確認してみるのもいいでしょう。エリア外であれば残念ながらWiMAXは利用できません。

室内外で圏外・電波が悪い

サービスエリア内であっても、サービスエリアの境界近くであれば電波の強度が弱いということもあるかもしれません。また、周囲の地形や周辺の建物の状況によっては電波の届きにくい環境になっているのかもしれません。

通信料オーバーで速度制限を受けている

自分の契約しているプランを確認してみましょう。ギガの制限がない使い放題のプランであれば問題ありませんが、10GBや7GBの契約であれば、使用ギガが契約量をオーバーすると速度制限がかかります。

制限がかかって通信速度が128kbpsになることもあるので、注意が必要です。

電波干渉をしている

WiMAXの電波は、障害物に強く遠くまで届く性質を持っていますが、ほかの家電、通信機器から出る電波の干渉を受けやすいという特徴を持っています。近くにWi-Fi、電子レンジなどが設置されていればその影響を受けている可能性があります。

設置場所が悪い

WiMAXのルーターの電波の種類の設定を5GHzに設定している場合、他の機器の影響を受けにくいという特徴がありますが、電波の直進性が強いため、家の構造や、家具の設置状況によっては繋がりにくくなることがあります。ほんの少し位置を変えただけで、うまく繋がることがあります。

ルーターに問題がある

ルーターの置き場所や、電波の選択など色々と環境を整えても、電波が繋がらなかったり、繋がりにくい状況が改善されない場合、ルーターそのものの機械的故障が原因かもしれません。サービス会社のサイトや、付属しているアプリケーションでチェックしてみましょう。

ルーターの故障のサインが表示されているかもしれません。

パソコンのセキュリティ設定

パソコンに入っているウイルスソフトや、セキュリテイ設定の影響でWiMAXの電波がシャットアウトされている可能性もあります。一度セキュリティ関係の設定をクリアして、WiMAXを繋げて見ましょう。

それで繋がれば、パソコン、アプリをWiMAXの電波を受け入れる設定に変えることによって問題なく使用できるようになるでしょう。

台風・地震・強風などの自然災害

地震や台風などの自然災害により、WiMAXの設備自体が、故障したり、損害を受けている可能性もあります。近くで災害がなくても、遠方での被害が影響していることもあります。

サービス会社に問い合わせをして確認してみましょう。

WiMAXが繋がらない場合の対策5選

WiMAXが繋がらない原因をいろいろ見てきましたが、繋げるにはどのような方法、対策があるか見ていきましょう。

無料Wi-Fiを利用

WiMAXが繋がらない場合、機器の設定状況や、付属の設定アプリの内容を確認することができません。ポータブルルーターの場合は、無料Wi-Fiが使える環境で、応急的に機器の設定の変更や、確認を行うことが出来ます。

Wi-Fiも繋がらない場合、機器の故障という事も考えられます。

窓際にルーターを設置

WiMAXは、基本は障害物に強く、遠くまで届く2.4GHzの電波を使っていますが、他の機器から出る電波に影響を受け易いので、家の中の家電や、通信機器の置いてある場所にルーターを設置してあると、繋がりにくくなることがあります。その場合は、窓際などに移動して他の機器から離すことも有効です。

また、使用電波を5GHzに切り替えた場合も、直線的に進む5GHzの電波の特徴を考えると、障害物のない場所に設置することは有効な手段です。

一時LTEや4Gを利用する

WiMAXが繋がらない時でも、どうしてもインターネットに繋げる必要がある時があります。その場合は、WiMAXを使用中止し、従来の4G LTEに切り変えてインターネットに繋げることもできます。

ただし、サービス会社によっては、有料になることもあるので、WiMAXを申し込む際に確認しておくことが必要です。もしもの時の事を考えれば有料でも加入しておくと安心かもしれません。

ルーター通信モード切替（2.4GHz→5GHz）

ある程度説明済ですが、再度WiMAXの使用電波について整理しておきます。WiMAXに使われている2種類の電波の特徴を理解しておけば、状況に応じて切り替え、良い受信結果を得られるでしょう。

WiMAXの初期設定では、2.4GHzの電波を使用するように設定されています。 2.4GHzの電波は障害物に強く距離も飛ぶため、家の中心部に置いて、家中どこでもバランスよく繋がるようにすることができますが、他の通信機器や、電子レンジなどの家電製品が同じ電波を使っている事もあり、その影響を受け易いのです。

機器の出す電波によって受信強度が下がったりすることがあるのです。もう一つの5GHzの電波は、基本的にルーター以外の機器では使われていないため、2.4GHzのように他の機器の影響を受けることは少ないです。

また、直進性のある電波のため、条件が良ければ非常によい感度で繋がる事ができます。しかし、障害物があると繋がりにくくなるという問題があります。

以上の特徴を考えた上で、ルーターの設置場所を変えたり、電波を切り替えたりして、最もよく繋がる設置場所を探し出しましょう。

ルーター初期化

ルーターの設定を変更したり、設置場所を変えたりし、さらにルーターの機械的な故障も確認できない場合、WiMAXのルーターを一度初期化して再設定してみると繋がることもあります。

何らかの原因でルーターの機能に一時的に問題が起きている場合もあるので、一度電源を切って再度電源を入れてみるといった事も試みるといいでしょう。