WiMAXの速度制限を調査！気になる解除・回避方法を公開

WiMAXは、外出先などでもパソコンやスマホをサクサクと動かしてくれる高速Wi-Fiルーターです。WiMAXの専用の高速通信回線により高速動作が維持されています。しかし、使い方次第では動作が遅くなってしまいます。その一つの要因として速度制限があります。今回はこの速度制限にターゲットを絞って、速度制限の概要や回避方法についてご紹介します。

WiMAXの速度制限とは？

WiMAXには、通常契約とギガ放題契約の２種類があります。基本的にギガ放題プランであれば、月の利用制限のパケット数は限られていませんので、常に高速動作が可能です。

その代わり、ギガ放題プランの方が、通常プランと比較すると月額利用料が高くなっています。
しかし、ギガ放題なら速度制限を受けないのか？その答えはNOです。直近の３日間のデータ通信量が10GBを超えてしまうと通信規制が入りますので注意が必要です。

通信料をオーバーすると速度制限になる

WiMAXは、通常プランでもギガ放題プランでも規定の通信量を上回ってしまうと速度制限がかかります。後述しますが、ある程度概要をここで記載すると、ギガ放題プランの場合の通信規制は１Mbpsとなりますので、致命的な速度規制ではありません。

しかし、通常プランの場合の速度規制は128Kbpsとなりますので、動画の視聴などは困難でしょう。

通常プランは月間データ容量7GBまで

先にも少し紹介したように通常プランでは、決められた通信量を超えてしまうと、致命的な速度規制が入ります。具体的には、月間パケット使用量が7GBを超えてしまうと、その月の通信速度は、128Kbpsまで落ちてしまいます。

この速度では、動画を楽しむことができませんし、通常のインターネットWEBを参照していても、動作が重いと感じることもあるでしょう。この通信規制は受けないように自分自身でパケット通信量を管理しておく必要があるでしょう。

ギガ放題プランは3日間で10GBまで

ギガ放題プランでも、速度制限を受けることがあります。それは、直近の３日間のトータルの通信量が10GBを超えてしまった時です。この場合は、1Mbpsまでの速度規制となりますし、規制を受ける時間は午後6時から午前2時までと限られています。

１Mbpsの通信規制であれば、YouTubeなどの動画視聴も標準画質であれば問題なく再生できますし、通信規制がかかる時間帯も限られていますので、対策も取りやすいのではないでしょうか。ただし、YouTubeの1080pや720pなどの高画質の動画再生は困難となりますので、高画質が必要な人は通信制限がかからないように自己管理するのがオススメです。

速度制限を受けると一時的に速度が落ちる

WiMAXの速度制限を受けると、一時的に通信速度が落ちます。例えば、通常プランを契約している人は、月間の通信量が７GBを超えてしまうと、通信速度が128Kbpsまで落ちてしまいます。

この速度は、YouTubeなどの動画視聴が困難となるスピードです。このような速度規制を受ける通常プランは動画を頻繁に視聴する人にはお勧めできません。
もし、YouTubeなどの動画を毎日視聴するような人であれば、ギガ放題プランをお勧めします。

制限後は約1Mbpsまで速度が落ちてしまう

ギガ放題プランを選んだからといって、速度制限がかからないという訳ではありません。直近の３日間のデータ使用量の合計が10GBを超えてしまうと、速度制限がかかってしまうのです。

この場合の速度制限は約１Mbpsです。しかし、この速度はYouTubeなどの動画を全く見れない速度ではありません。

通常画質であれば十分見れられることができる速度です。通常のインターネットWEB表示やメールのやり取り程度では十分に使用できる速度と言えるでしょう。
また、速度制限がかかる時間帯も指定されていて、一般的には午後6時から翌日の午前２時までとされています。

WiMAXの速度制限を解除する方法

WiMAXの速度制限を解除する方法はあるのでしょうか。WiMAXの速度制限を解除する方法について考察してみましょう。

すぐに解除する方法は無い

結論から記載すると、WiMAXの速度制限を今すぐ回避する方法はありません。通常契約では、７GBを超えてしまった時点で、その月は128Kbpsまで落ちてしまいますし、ギガ放題プランでも近々のパケット使用量が10GBを超えた時点で速度制限がかかってしまいます。

解除されるまで待つ

基本的には、WiMAXの速度制限を解除するためには、条件をクリアするまで待つ必要があります。どのくらい待てば良いのかを以下に記載します。

ノーマルプランは翌月1日

通常プランの場合は、月間パケット使用量が7GBを超えた時点で128Kbpsの速度制限がかかってしまいますが、翌月の1日まで待てば、速度制限が解除されますので、その月の高速インターネットは諦めなければなりません。

実際、７GBにて何ができるのかを考察すると、メールのみで７GBを使用した場合、１ヶ月の間で約1870万通ものやりとりができます。

インターネットに関しては、インターネットでホームページを閲覧した場合のページ数は5万ページなどで、メールやインターネットの使用のみでは、十分なパケット数です。最もデータを消費してしまうのは、音楽のダウンロードや動画の閲覧です。
これらのことをする人はギガ放題プランを利用するのがお勧めです。

ギガ放題プランは10GB超過日から翌々日2時以降

ギガ放題プランの場合は、直近の３日間のデータ通信量が10BGを超えた時点で速度制限を受けます。しかし、月間を通して速度規制を受けるわけではありません。

直近のデータ通信量が10GBを切ることができれば、翌々日の午前２時以降から速度は復活します。

参考までに10GBで何ができるのかを紹介すると、メールは約6万2千通のやりとりが可能で、インターネットは約10万ページ閲覧可能、音楽のダウンロードは約2500曲のダウンロードが可能で、動画再生については約83時間から7時間視聴可能です。
10GBの通信規制を受ける人はかなりのヘビーユーザーといって良いでしょう。

WiMAXの速度規制を解除する方法は？4つの回避方法も公開

WiMAXの速度制限を回避する5つの方法

WiMAXの速度制限を回避する5つの方法についてご紹介していきます。

通信量を確認するアプリで定期的に確認

WiMAXの速度規制にかからないようにするためには、自分自身のデータ利用量を毎日確認する必要があるでしょう。

通信量を確認するアプリは、パソコン用もスマホ用もあります。
ただし、端末側で通信量を確認すると、端末ごとでパケット量を確認して最終的に足し算する必要があります。

お勧めの方法としては、パケット通信量をルーターにて確認するのが良いです。
ルーターでは直近の３日間のパケット量と、月間の利用パケット量の表示を切り替えることもできます。

プロバイダのWEBページで確認

WiMAXを契約しているプロバイダのWEBページにて通信量を確認することも可能です。例えば、UQを利用しているのであれば、「My UQ」のサイトにログインし、「料金案内」から、「通信量照会」をセレクトするだけです。

通常プランを契約している人は、「月間通信量照会」を確認し、ギガ放題プランの人は「過去３日間分の通信量の照会」をセレクトすると良いでしょう。

固定回線の併用で分散もあり

常にWiMAXの通信回線に頼らずに、時には固定回線を併用してみてはいかがでしょうか。WiMAXの使用の負担を減らすことができます。

WiMAXの利用を外出時のみにすることで、WiMAXの使用率を下げることができます。

通信モードをこまめに切り替える

au4GLTEオプション対応機種の場合は、ハイスピードプラスモードが備わっているはずです。このモードは、WiMAX電波が繋がりにくい時に、ほぼ確実にインターネットに接続できるau回線を利用できるものです。

このモード切り替えは、ルーター本体の操作により行えます。特に気をつけてもらいたいのはギガ放題プランを契約している人でもハイスピードプラスモードにて７GB以上利用してしまうと、通常のWiMAXの回線も速度規制を受けてしまうことです。

ハイスピードプラスモードは必要最小限な時のみ利用するようにしましょう。

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無料のWi-Fiやau spotを利用

自分自身のWiMAXのパケット通信量を減らすためにも、外出の際は、無料のWi-Fiスポットやau spotを積極的に利用してはいかがでしょうか。最近は、カフェやファストフード店などではフリーWi-Fiのスポットも充実傾向にあります。