WiMAXの契約期間は2年がベスト！その理由を解説します

WiMAXはUQコミュニケーションズが提供するポケットWi-Fiの回線のことで、220Mbpsの高速回線を外でも使えるのが魅力です。外出が多い人などは、固定回線を契約せずに利用しても良いかもしれません。UQコミュニケーションズ以外に、auなどのプロバイダで契約することも可能です。契約期間は何種類かありますが、2年がベストであると考えられます。その理由を説明していきましょう。

WiMAXの契約期間と特徴

UQコミュニケーションズでは、30日という短期契約と、1～4年の長期契約から選ぶことができます。しかし、auでは2年のみ、BIGLOBEやとくとくBBなどのプロバイダは3年のみの契約です。契約期間ごとの特徴や、メリットなどを解説します。

WiMAX 2年契約

UQコミュニケーションズでのプラン名は「UQ Flatツープラス」、課金開始月を1ヶ月目として、契約期間は25ヶ月間、この月が契約満了月となります。ひと月に使用できるデータ容量は7GB、月額料金4,196円のところ、「おトク割＆長期利用割引」の適用で3,696円になります。

auの「WiMAX 2+ フラット for DATA」というプランは月間データ容量が7GB、月額料金は5,196円です。しかし、「WiMAX 2+ おトク割」という割引サービスが適用されるため、UQと同様の3,696円になります。

月間データ容量制限無しが良い人は、「WiMAX 2＋フラット for DATA EX」か「WiMAX 2+ フラット for HOME」を選択しましょう。「WiMAX 2＋フラット for DATA EX」の月額料金は4,380円、3日間で10GBの通信制限が設けられています。

一方、「WiMAX 2+ フラット for HOME」はホームルーター専用プランで、4,380円と同様の月額料金です。

乗り換えしやすいタイミング

UQコミュニケーションズとauは、25ヶ月を過ぎると自動更新され、新に2年契約を結ぶことになります。いずれもおトク割は継続され、月額料金は変わりません。

しかし、キャンペーン目的などで他のプロバイダに乗り換えるつもりであれば、契約解除料が発生しない25ヶ月目にアクションを起こしましょう。乗り換えの際は、スムーズに次の回線が使えるように、タイミング良く新しいプロバイダで手続きしてください。

LTE利用でオプション料がかかる

WiMAXは日本全国津々浦々電波がカバーされているわけではないため、外出時にエリア外となる可能性があります。

エリア内であっても、地下やビル街などで電波が途切れることがあるでしょう。
電波を強固に補いたい人は、LTEオプションを付けるのが効果的です。「ハイスピードプラスエリアモード」というLTEオプションは月額料金1,005円です。

契約すればau 4G LTEの電波も使用できるようになります。ただし、スマホがauユーザーで「auスマートバリューmine」の対象者はオプションを契約せずとも無料で利用が可能です。

WiMAX 3年契約

UQコミュニケーションズはもちろん、とくとくBBやBIGLOBEなど、多くのプロバイダが3年契約を用意しています。特徴を見ていきましょう。

LTE利用しても無料

UQコミュニケーションズやとくとくBB、BIGLOBEで3年契約にすると、LTEオプションの月額料金1,005円が無料になります。WiMAXエリア外でスマホなどを使いたい人にとっては、サービスエリアが広い高速通信、LTEが使えるのは大きなメリットでしょう。

乗り換えのメリットがあまりない

WiMAXでは3年契約が主流となりつつありますが、短いサイクルで乗り換えしたい人にとっては、デメリットになるかもしれません。乗り換えキャンペーンや新規契約キャンペーンなどを活用して節約したい場合は、短い期間で契約するのが賢明です。

月額料金が高め

消費者としては、長期契約になるほどお得になっても良さそうな気がするかもしれません。しかし、

通信契約では契約したばかりの頃が最も安い月額料金に設定されていることがしばしばあります。
例えばBIGLOBEの「Flatツープラスギガ放題3年」というプランでは、サービス開始月は0円で2ヶ月目までは3,345円、24ヶ月目までは4,030円、さらに36ヶ月目になると4,380円と、徐々に値上がりするシステムです。他のプロバイダでも、24ヶ月を過ぎると値上がりすることが多いです。

目先の料金で判断すると、結果的に高い料金を支払うことになるかもしれません。契約前に、契約期間中に支払うトータルの料金を計算して比較すると、失敗を避けられます。

WiMAX 4年契約

UQコミュニケーションズでは、4年契約の「Flatツープラス」も用意しています。他のプロバイダにはない、本家ならではのプランと言えます。乗り換えなどの手続きが面倒な人にとっては魅力でしょう。

LTE利用しても無料

3年契約と同じく、オプションを付けずともLTE回線が無料で利用できます。月間データ容量7GBを超過すると通信制限を受けるのも同様です。

月間7GB制限がauスマートバリューmine加入で制限なし

auスマホユーザーが対象のWi-Fiルーターを契約すると、「auスマートバリューmine」の割引サービスが適用されます。月額料金が1,000円割り引かれ、WiMAXの月間データ容量7GBも無制限となります。

ひと月のデータ通信量が多い人には、大きなメリットです。

月額料金が高め

4年契約は、「おトク割＆長期利用割引」の適用で月額料金は3,696円です。2年契約と同じ料金で利用できます。

しかし、月額料金が安いUQコミュニケーションズ以外のプロバイダも存在します。加えて、キャッシュバック料金が高いプロバイダもあるので、トータルで料金を計算して、お得な会社を選びたいところです。

WiMAX契約期間の確認方法

同じ3年契約となっていても、プロバイダごとに期間の数え方が違う場合があるため、注意が必要です。何年も経つと契約更新期間が何月なのか忘れがちなので、一定期間経ったら確認するクセを付けると安心です。

プロバイダWEBにログイン

契約中のプロバイダが設けている公式サイトからマイページにログインして、契約内容を確認する方法が主流です。厳格な本人確認が難しい電話では、契約内容の確認に対応していないプロバイダは少なくありません。

UQコミュニケーションズの場合は、my UQというマイページにログインします。初めてログインするときは、申込受付時に発行された半角英数字10桁の受付番号と、申込手続き時に入力した半角数字4桁の暗証番号が必要です。

ログインしたら、トップページに更新月が表示されています。さらに詳しい契約内容を見るときは、契約内容の変更・確認ボタンをクリックすると良いです。

結論！WiMAX 2年契約が一番ベスト

3年契約が主流になりつつありますが、トータルで考えると、2年契約がベストであると考えられます。その理由を説明していきます。

乗り換えキャンペーンの恩恵が大きい

WiMAXは、プロバイダごとに様々なキャンペーンを行っています。月額料金はどんぐりの背比べであったとしても、キャンペーンのキャッシュバックを高い頻度で受け取ると、結果的にお得になるでしょう。

また、契約解除料を負担してくれる乗換えキャンペーンを行うプロバイダもあります。契約更新月を待てない人は、探してみると良いでしょう。契約解除料は一旦利用者が負担しなければいけないこともあるので、利用時はよく確認してください。

短いサイクルでWiMAXルーターの性能アップが見込める

WiMAXルーターの性能や通信速度は年々上がっています。月額料金は毎月同じか、もしくは上がっているのに、WiMAXルーターは古くなり性能が下がっていくという事態に陥るのです。

それではせっかく高速通信になったWiMAX2+のメリットが享受し切れません。スマホも2年に1度くらいの頻度で替えるのが一般的ですが、WiMAXルーターも同じことが言えます。

プロバイダを2年に1度乗り換えれば、機種変更も簡単に行えます。

更新月で変更しよう

UQコミュニケーションズで2年契約した場合、無料で解約できる月は26ヶ月目です。1~13ヶ月目に解約すると、契約解除料として19,000円、25ヶ月目までに解約すると14,000円、27ヶ月目以降に解約すると9,500円かかります。

3年契約の場合は、38ヶ月目が無料で解約できる月です。26~37ヶ月目に解約した場合も、39ヶ月目以降に解約した場合も、契約解除料は9,500円です。

長期にわたって契約していても、更新月を逃すと契約解除料が発生します。契約解除料はプロバイダによって大きく変わることはありません。