【疑問解決】WiMAXと格安SIMはどちらが良い？併用はあり？

大手携帯キャリアの携帯を使っているけど毎日の通信料金が高すぎるとは思ってはいませんか。通信料金は毎月かかるものなので、少しでも減らせると家計が助かります。今より通信料金を安くしたいしデータを無制限に使いたいし安定した通話もしたい場合に、WiMAXと格安SIMを併用する方法があります。格安SIMの特徴やWiMAXと併用するメリットについてご紹介します。

格安SIMとは？

格安SIMとは大手携帯キャリアよりも安く売られているSIMカードのことです。ある大手携帯会社でスマホの契約をすると、その会社の回線が使えるSIMカードが入ったスマホを渡されます。

大手携帯会社から渡されたSIMカードはその会社の回線を使用しており、基本的にその会社で購入したスマホでしか使用することができません。しかし、大手携帯会社で購入したスマホであっても、同じ回線を借り受けた格安SIMに差し替えることで、使用することができます。

SIMフリーのスマホを購入すれば、どの回線を使用したSIMカードでも使用することができます。今使っているスマホの調子が悪くなっているなら、新しいSIMフリーのスマホを検討してもいいですね。

大手携帯キャリアより安く販売されているSIMカードのこと

格安SIMが大手携帯キャリアより安く販売されている理由は、MVNOが独自の回線を持っていないからです。MVNOとは格安SIMを販売する業者のことです。

MVNOは大手携帯キャリアの回線の一部を借り受けて使用しているため、回線を維持するためのコストが必要ありません。またMVNOの多くが店舗を持っていないのも、店舗の維持費や人件費のコストを抑えることになっています。

格安SIMの料金は1月のデータ使用量によって異なります。自分の1月の平均データ通信量を確認して、今の通信料金と格安SIMの料金を調べてみましょう。

スマホや端末に挿入されている

SIMはスマホや端末に挿入されています。スマホやwifiルーターはSIMを抜いてしまうと、使用することができません。

スマホの種類によっても異なりますが、スマホの側面の蓋をあけると、マイクロSDカードと一緒のトレイにセットされていることが多いです。気になる人は端末の説明書を見て確認してみましょう。

格安SIMの契約をするなら、SIMカードの入れ替えは自分でしなければなりません。金属の部分に直接触れてはいけなかったり、カードをセットするトレイを傾けてはいけなかったりするので、説明書をよく読んで注意して行いましょう。

SIMカードには契約情報が入っている

SIMカードには、どこの会社の回線を使用しているか、利用しているプラン、携帯番号などの契約情報が入っています。格安SIMは今使用している会社の回線を利用して通信することができるようにしています。

しかし、使用料を払って回線の一部を使っている状況なので、通信速度が遅かったり不安定になったりすることがあります。今大手携帯キャリアと契約しているなら、その会社によっては契約できない格安SIMもあるので、しっかり確認しておきましょう。

WiMAXとSIMはどっちがいい？比較して違いを調査してみた

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットはたくさんあります。今からそれについてご紹介します。

メリット１：料金が圧倒的に安い

格安SIMの一番のメリットはなんといっても料金が圧倒的に安いことです。一番安いプランだと月に1,000円程度に抑えられます。

通話かけ放題プランなど、多くのプランがオプション

さらに通話かけ放題プランなど、多くのプランがオプションになっています。そのため必要のないプランを除くことができるので、かなり費用を抑えることができます。

通信料金は毎月かかる料金なので、家計を節約しようと思ったら、真っ先に検討すべき項目です。自分の使い方で格安SIMにした場合どれくらいの料金になるか調べてみましょう。

メリット２：対象エリアが広い

格安SIMは大手携帯キャリアの回線を使用しているので、対象エリアは大手携帯キャリアと全く同じです。ソフトバンクからMVNOに乗り換えた場合は、ソフトバンクの通信エリアで使用することができるのです。

山の上や海の近くなどの田舎や地下鉄でもつながるので、住んでいる場所を気にする必要はありません。

メリット３：プラン数が豊富で選択肢が多い

格安SIMは使用するデータ通信量によって、異なるプランがたくさんあるので、その中から自分にあったものを選ぶことができます。電話を使う人のプラン、データ通信だけを使う人のプラン、家族で一緒に使う人のプランなどさまざまです。

大手携帯キャリアだと自分が使用する通信料に合ったプランがなかったという人には特におすすめです。通話とデータ通信を完全に分けて考えられるので、自分にあったものを選べるでしょう。

メリット４：端末が不要なケースがある

大手携帯キャリアの端末を持っている場合は、新しい端末が不要な場合があります。今使っている端末にSIMロックがかかってないか、確認してみましょう。

例えばauの端末でau以外のSIMカードを使えない状態がSIMロックです。契約中であれば、マイページからSIMロックを解除できるので、乗り換えが決まったら早めに解除しておきましょう。

新しい端末が不要なら毎月の通信料金だけで、格安SIMに乗り換えることができるのでお得です。今の端末に不満はない、買ったばかりである、まだ2年も使用しておらず気になる不調もないという方は、そのまま乗り換えられる格安SIMを検討してみましょう。

格安SIMのデメリット

格安SIMにはメリットがありましたが、デメリットもあります。今からデメリットを紹介していきます。

通信速度が安定しない

格安SIMは自社で作った回線ではなく、他の会社の回線の一部を借りて使用しているので、通信速度が安定しません。格安SIMは大手携帯キャリアと比べると回線数が少ないので、同じ時間に多くの人が回線を利用すると混雑してしまうことが原因です。

特に都会で多くの人がデータ通信を行う、お昼休みの時間や夜19時以降の時間帯は、通信速度が不安定になりやすいです。月々の通信料を超えて使っている場合は当然速度制限がかかるので、注意しておきましょう。

メールアドレスが使えなくなる

格安SIMではキャリアのメールアドレスが使えなくなります。キャリアのメールアドレスとは末尾に固定の携帯会社の名前が入るアドレスです。

@softbank.ne.jpや@docomo.ne.jpなどが代表的です。これらは大手携帯キャリアを解約して、MVNOと契約すると使えなくなります。

今まで、このメールアドレスをよく使って連絡をとっていた人は別のアドレスに変更しなければなりません。もともとメールはあまりしない、yahooメールやＧメールを使っていたという人には特に問題はないでしょう。

通信量が無制限で利用できない

格安SIMには通信量が使い放題のプランがありません。そのため、月によって使用するデータ通信量にかなりの差がある人や、速度制限を気にせず使いたいという方には向いていません。

通信量が使い放題のプランはあっても、速度が制限されていることがよくあります。また、お昼休みや夜19時以降に速度制限がかかることで、データ量を十分に消費できないこともあります。

そのため使い放題のプランに入っていても、実質は好きなだけ使うことができない状況になりかねません。

アフターサービスが受けづらい

大手携帯キャリアは全国に店舗がありますが、格安SIMは店舗がないことが多いです。有名なMVNOだと都会には店舗があっても、田舎にはないこともあります。

そのためスマホが急に壊れた時や、スマホの使い方について教えてほしい時など、困ったときに店舗に駆け込むことはできません。MVNOは店舗の維持費や人件費を削減することで料金を抑えていることが多いので、大手携帯キャリアと同様のサービスは求められないのです。

格安SIMを選ぶなら、スマホが壊れた時のために代替のスマホを準備しておくことや、使い方を自分で調べてトラブルにも対応していくといったことが必要になります。

通話料金が高くなってしまう

格安SIMに定額かけ放題プランがない場合、通話をよくする方は通話料金が高くなってしまう可能性があります。ほとんどのMVNOでは通話料金は30秒で20円です。

そのため、電話をすればするほど通話料金が高くなります。家族とよく長電話をする方、仕事で毎日電話を定期的にかける必要がある方などは注意が必要です。

家族間通話が無料だった人はそれがなくなってもよいかを検討する必要があります。仕事で電話をかけていた人は、LINEやSkypeの無料通話サービスが使えないかを検討してみましょう。

良いトコどり！WiMAXと格安SIMの併用がおすすめ

毎月のデータ通信量が多い方はWiMAXと格安SIMを併用する方法もあります。WiMAXはSkype電話を使えますが、緊急時にも使えるような安定した通話はできません。

安定した通話を求めるなら格安SIMの音声通話プランがあります。WiMAXと格安SIM両方を併用することで、格安SIMのデメリットをカバーして良いトコどりをすることができます。

併用すれば月額料金が安くなる

WiMAXと格安SIMを併用しても、大手携帯キャリアより月額料金が安くなります。格安SIMで、最低限のデータ通信量で音声通話をつけて、WiMAXも契約すると月5,000円ほどになります。

WiMAXはルーターを持ち歩けば、どこでもデータ通信を使用できます。そのため、スマホ以外の端末、タブレットやパソコンも外出先で使用することができます。

通信制限や速度低下も影響がない

WiMAXを無制限で利用できるプランで契約すれば、通信制限や速度低下を気にする必要がなくなります。格安SIMの1月のデータ通信量を使いきっても、ルーターを持ち歩けば、外出先でもWiMAXでデータ通信を使用できます。

WiMAXを無制限で利用できるので速度制限がかかって、速度が低下してメールや動画が見られなくなるなどの問題に悩まされることもありません。通信制限や速度低下を気にすることなく、月額料金を安くしたいという方はWiMAXとWiMAXの格安SIMの併用も検討してみましょう。